
みなさんこんにちは!安田精機製作所です。
もうすぐバレンタイン。街中に美味しそうなチョコレートが溢れる季節ですが、ふとこんな疑問が湧いてきました。
「リッチなチョコレートって、やっぱり粒が細かくて滑らかなの?」
「1gあたりの単価と、粒の細かさは比例するのか……!?」
気になったら止まらないのが、ものづくり企業の性。
実はこれ、今度開催する大学生向けの就職イベントの予行演習も兼ねて、社内の試験機を使って「抜き打ちテスト」をしてみることにしました!
<目次>
今回の主役:粒度測定器(グラインドメーター)
今回使用したのはNo.527/547 粒度測定器(グラインドメーター)。
本来は塗料やインキの粒を測るためのものですが、「口どけ」が命のチョコレートの品質管理にも実際に使用されています。

試験機の使い方は「3ステップ」でとっても簡単!
プロが使う試験機ですが、操作は驚くほどシンプルなんです。
- のせる:精密に削られた溝の深い方に、溶かしたチョコを少しだけのせます。
- 引く:付属のスクレーパー(ヘラ)を使い、一定の速さで一気に手前へ引き伸ばします!
- 見る:チョコの膜の中に、プツプツと粒が現れ始めた位置の目盛を読み取ります。
この一気に引く瞬間が、実験の中で一番テンションが上がるポイントです

⚠️ ここで、技術チームからの「ぶっちゃけ」
今回の実験、イベントの練習ということで、チョコの溶かし方や量、粘度調整などは……
「だいたいこれくらいかな!」という、愛と直感の「目分量」で行いました!(笑)
精密な試験の世界では「条件の統一」が鉄則ですが、今回はあえて「楽しんで体験する!」がテーマ。そんなラフな条件でも、安田精機の試験機は真実を映し出してくれるのでしょうか……!?
実験結果:衝撃の「逆転現象」が発生!?
検証したのは、スーパーやコンビニで買える定番チョコから、ちょっとリッチなプレミアム系まで全6種類。
「単価が高い=粒が細かい(μmの数値が小さい)」という仮説を立てて挑みましたが、結果は……!
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試料(特徴) |
1gあたりの単価 |
粒の大きさ(μm) |
結果まとめ |
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定番板チョコA |
お手頃 |
15μm |
コスパ最強の滑らかさ! |
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網目状チョコ |
中間 |
15μm |
複雑な形でも粒は超繊細 |
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プレミアム板チョコ |
高め |
17-25μm |
滑らかさより、味の重厚感重視? |
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デコレーションペン |
最高値 |
35-40μm |
まさかの最下位(一番粗い)! |
考察:なぜこうなった?
一番高価だった「デコレーション用チョコペン」が、一番粒が粗い(40μm近く)という驚きの結果に!
でもこれ、失敗じゃないんです。ペンチョコは「描く」ためのもの。詰まらないように、あるいは描き心地のために、あえてこの粒度になっているのかもしれません。
また、定番の板チョコが15μmという驚異の細かさを叩き出したのには、スタッフ一同「メーカーさんの職人魂、すごすぎる……」と震えました。
抜き打ちテストを終えて
今回の実験でわかったこと。それは、
- 食感の差のように人が感応的に分かる差を、目で見て分かるように(可視化、数値化)するのが、試験機の役目
- 価格の差は細かさだけじゃなく、構造や用途など多角的な理由がある!
ということです。数値で見ると、いつものチョコがもっと面白く見えてきませんか?
このワクワクを、今度の就職イベントで大学生のみなさんにも体験してもらいたいと思っています。
「理屈は抜きにして、まずは触って、測って、驚く」。
そんなものづくりの楽しさを、安田精機はこれからも発信していきます!
使用試験機の詳細はこちら→No.527/547 粒度測定器(グラインドメーター)