保持力試験機とは、JIS Z0237などの規格を参考に粘着テープ・粘着シートの保持力(ずれ抵抗性)を評価するものです。付着性(タック)の評価には「90°剥離」「180°剥離」などの試験が可能です。保持力試験機の仕様についてご案内いたします。
No.145-D 保持力試験機
参考規格 JIS Z0237

- 本機は上記の規格を参考に製造されています。
- 粘着テープ、粘着シートの保持力(ずれ抵抗性)を評価するための試験機です。
- 試験板の一端に規定の面積が接するように試験片を貼り付け、 ローラーで圧着します。
- 圧着後1分以内に試験板を試験機に取り付け、鉛直に垂れ下がった試験片の端に規定の荷重を掛けます。
- 試験片が試験板から完全に落下するまでの時間、または一定時間後の試験片がずれた距離を測定します。
| 掛け数 | 6個掛、10個掛、21個掛(3種) |
| 試験片 | 幅 25 mm または 12 ± 0.5 mm、長さ 150 mm |
| 試験板 | 幅 50 mm、長さ 125 mm、厚さ 1.1 mm 以上、SUS304鋼板 |
| 荷重 | 初荷重200 gf~Max. 1 kgf、初荷重200 gf~Max. 2 kgf(オプション) (規格値 1,000 g ± 5 g) |
| チャック | 上部: フック式 下部: 平チャック(幅 30 mm) |
| 上下チャック間 | 200 mm |
| チャックストローク | Max. 45 mm、電動式一括昇降装置(上下自動停止) |
| 温度 | Max. 150 °C |
| タイマー | 予熱時間設定、落下時間測定、試験時間設定用 |
| オプション | 変位測定仕様、低温槽、恒温恒湿槽、槽内灯、90˚剥離試験仕様、 CSVダウンロードツール |
| 電源 | 仕様により変更します。 |
| 機体寸法・重量 | 仕様により変更します。 |


