衝撃試験機(全自動)の概要

  • プラスチックの耐衝撃性や靭性(ねばり強さ)を評価する振子式衝撃試験機です。
  • 本機は、シャルピーおよびアイゾット衝撃試験の一連の工程を完全自動化したハイエンドモデルです。
  • 専用カセットに試験片をセットし、ソフトウェアで試験条件を入力するだけで、最大210サンプルの連続測定が可能です。
  • 低温槽付きの場合、試験片は低温槽内のカセットからアンビルへ自動で搬送・セットされ、規格で厳格に求められる「5秒以内の打撃」を正確に実行。作業者の負担を大幅に削減しつつ、人的エラーのない圧倒的な測定精度を誇ります。

特長

衝撃試験を完全自動化

最大210回の連続試験が実現
試験片をセットし、PCで試験条件を入力するだけで、最大210回連続で試験を実施できます。自動化により、人的誤差の軽減、オペレーターの解放や安全性向上など、様々な効果が期待できます。

ハンマー交換による中断が不要

シャルピーハンマー自動交換式(3連)
3種類のハンマーを自動で交換できます。ひょう量が異なるハンマーを使用する場合でも、ハンマー交換による試験の中断がなく、連続して試験を実施できます。これにより、試験効率の大幅に向上させることが可能です。
※アイゾットは対応不可

試験片寸法自動測定機能

寸法を自動測定し、大幅に工数を削減する
試験片寸法の測定を自動で行う機能です。手動で寸法の測定や入力をする必要がなく、工数を大幅に削減できます。寸法を測定後、試験片を試験位置へ自動でセットします。試験片寸法の測定からノッチ位置合わせまでは、約5秒で完了します。

試験片回収機能

指定した試験片を自動で回収
試験片を自動で回収する機能です。PCで回収したい試験片を選択し、試験時に自動で回収することができます。終了後の試験片を観察する場合に使用します。

インプットツールで衝撃試験を効率化

弊社は、試験片寸法の測定を簡略化する「インプットツール」を3種取り揃えております。これにより寸法の測定にかかる時間を削減し、効率的に試験が行えます。

仕様

温度-40˚C~80˚C(低温槽付)または温度制御無し
ハンマー容量 0.5~15 J(シャルピー)、1〜22 J(アイゾット)、自動持上げ装置、自動停止装置
アンビル自動ノッチ位置決め装置、測定済試験片除去装置
試験片セット数70個×3カセット(計210個)
※ 試験片サイズ幅 10×厚さ 4×長さ 80 mmの場合
専用ソフトウェアWindows対応
電源AC 200 V、単相、10 A、50/60 Hz
低温槽付:AC 200 V、3相、30 A、50/60 Hz
エアー源0.5 MPa以上
寸法、重量(参考値)約 W1,150×D1,050×H1,950 mm、約 700 kg

共通仕様

規格JIS/ISOASTM
参考規格JIS K 7111-1:2012、ISO 179-1:2010JIS K 7110:1999、ISO 180:2000ASTM D6110-10STM D256-10
試験方法シャルピー衝撃試験アイゾット衝撃試験シャルピー衝撃試験アイゾット衝撃試験
ハンマーひょう量(J)0.5, 1, 2, 4, 57.5, 15, 251, 2.75, 5.5, 11, 222.7 ~2.7〜21.7
アンビル用かさ上げ台必要
衝撃速度2.9m/s(±10%)3.8m/s(±10%)3.5m/s(±10%)3.46m/s3.5m/s
ハンマー持ち上げ角度150°
ハンマー下記参照
アンビル下記参照
※ 50Jのハンマーは取扱がありません。

ハンマー

シャルピー

シャルピーハンマー_衝撃試験機
規格ひょう量衝撃速度打撃刃先端
JIS/
ISO
0.5J2.9m/s(±10%)R2.0±0.5mm
刃先角度30±1°
1J
2J
4J
5J
7.5J3.8m/s(±10%)
15J
25J
ASTM2.7 ~
(実績: 0.5、1、2、4、5、7.5、15、25)
3.46m/sR3.17±0.12mm
刃先角度45±2°

アイゾット

アイゾットのハンマー
規格ひょう量衝撃速度打撃刃先端
JIS/
ISO
1J3.5m/s(±10%)0.8±0.2mm
2.75J
5.5J
11J
22J
ASTM2.7〜21.7J
(実績 : 1、2.75、5.5、11、22)
3.46m/s(3.5m/s)0.8±0.2mm

アンビル

シャルピー

シャルピーアンビル_衝撃試験機
記号名称JIS/ISOASTM
R2支持台の曲率半径1±0.1 mm3.17±0.12 mm
L支点間の距離62±(0.5/0) mm101.6±0.5 mm
アンビルはJIS(ISO)とASTMで形状が異なるため、両方の試験をする場合は2種類のアンビルを用意する必要があります。

アイゾット

アイゾットアンビル_衝撃試験機
記号名称JIS/ISOASTM
R2支持台の曲率半径0.2±0.1 mm0.25±0.12 mm
Hアンビル上面と打撃刃の距離22±0.2 mm22±0.05 mm
アンビルはJIS(ISO)とASTMで形状が異なりますが、大きな違いはなく兼用されることがあります。

衝撃試験機(全自動)のオプション

自動試験片測寸装置

試験片寸法の測定を自動で行う機能です。手動で寸法の測定や入力をする必要がなく、工数を大幅に削減できます。

シャルピーハンマー自動交換式(3連)

3種類のハンマーを自動で交換できます。ひょう量が異なるハンマーを使用する場合でも、ハンマー交換による試験の中断がなく、連続して試験を行えます。

測定済試験片回収装置(19個まで)

試験片を自動で回収する機能です。PCで回収したい試験片を選択し、試験時に自動で回収することができます。終了後の試験片を観察したい場合に使用します。

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70年以上の長きに亘り、産業分野に対し品質管理及び研究開発をサポートしてきた安田精機の試験機は、御社の多様なニーズにお応えいたします。

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