MFR試験自動化により人的エラーを排除し、省力・省人化を実現


グローバル総合エネルギー企業 (*社名非公開)
石油・天然ガス開発、石油製品・潤滑油の製造販売
- 手動測定による申告なデータのばらつき(5%〜10%)
- 消耗品のランニングコスト
- 現手動機のアフターサービスへの不満
- プロセス・データの信頼性向上
- 運用の均一化・単純化
- 保守コストの削減と高い耐久性
導入の背景と課題
手動測定による深刻なデータのばらつき(5%〜10%)
一日あたりに試験するサンプル数が多く、従来の他社製手動メルトインデクサー6台を作業者6人で運用していましたが、試験手順の細かな差異や、試験後のシリンダー清掃の質が作業者ごとに異なっていました。これにより、同一サンプルであっても5%〜10%のデータばらつきが発生し、品質管理上の大きなボトルネックとなっていました。
ランニングコストとアフターサービスへの不満
既存の手動機の部品(ピストン・ダイなど)の扱いが雑な側面があり、頻繁に部品交換が発生していました。
また、当時のメーカーによるアフターサービスやサポート体制が不十分であり、装置のダウンタイムが長引く原因となっていました。
作業者のルーティンワーク拘束
1日あたり3~5サンプルを14〜20回におよぶ高頻度で、かつすべて手動で試験を行っていたため、作業者が長時間の単純作業に拘束され、より付加価値の高い研究開発業務にリソースを割けない状況でした。
導入経緯 – 実機デモによってR&Dマネージャーが驚愕
当初、当企業では欧州製の競合自動化製品の導入に向けた予算取りが進められていました。しかし、米国の代理店を通じて実施された「120-SAS メルトフローインデックステスター(自動)」の実機デモンストレーションが、大きな転換点となりました。
「なぜ、これほど完成された自動化技術が30年も前から日本にあったのに、私たちは今まで知らなかったのか」
—— 参加したR&Dマネージャー
全7拠点から集まった15名のマネージャークラス全員が、ロボットアームによる正確な清掃・装填技術とデータの極めて高い安定性を絶賛。既存の競合機に対する予算案を破棄し、120-LABOTの採用へと舵を切りました。

120-LABOTの3つの主要価値
プロセスの信頼性向上
手動測定で最も課題となっていた「作業者によるムラ」を排除。ロボットが常に一定の強度とタイミングで清掃とサンプル装填を行うため、測定条件が同一化され、データの信頼性が飛躍的に向上しました。
運用の均一化・単純化
最大24個のサンプルをあらかじめセットしておくだけで、夜間や休日でも無人での連続自動測定が可能に。操作マニュアルも標準化しやすく、作業者の教育コストも大幅に削減されました。
保守コストの削減と高い耐久性
弊社の技術により、消耗部品の自動ハンドリングが極めて丁寧に行われます。結果として、突発的な故障や頻繁な部品交換の必要性が減少し、ランニングコスト削減に貢献します。
導入効果 性能比較
| 評価項目 | 従来の手動メルトインデクサー | 全自動「No.120-LABOT-24」 |
|---|---|---|
| データのばらつき | 5% 〜 10% (高い変動性) | 1% 未満 (極めて安定) |
| 清掃プロセス | 作業者による手動(ムラが発生) | ロボットによる自動清掃(常に均一) |
| 同時セット数 | 1サンプル(都度監視・作業が必要) | 最大24サンプル (完全無人・連続測定) |
| 人的ミスの介入 | 多い(装填・清掃・時間計測など) | ほぼゼロ(エラーの完全排除) |
*オプションで最大50個掛けでの対応が可能
お客様の声
今後の展望として120-LABOTを「発展の基盤となるベーステクノロジー」と位置付けてグローバル全社展開を検討、パイロットプラント(1日1,780トンのポリエチレン生産規模)における試験導入を採用する等、同社では120-LABOTを「MFR試験における全社的なベーステクノロジー(標準技術)」として導入を進めていくとの会話がありました。そして、すでに以下の拡大展開が進んでいます。
- 拠点A: 新たに2台の導入が内定。
- 拠点B: 手動機の早急な置き換えのため、緊急予算を申請して2台の導入を計画中。
今後は、世界中の全製造・開発拠点において手動機から120-LABOTへのリプレイスを進め、グローバルでの省力化・省人化を推進していく方針です。
